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加工時の注意点など

アルマイト(陽極酸化皮膜)加工の問題点

アルマイトは硬さ、電気絶縁性、耐食性、耐摩耗性、染色性、発色性等の点で優れた特性を持っており、その用途は広く、私たちの生活に深く入り込んでいます。しかし、処理工程や性能等で次のような問題点がありますので製品設計、加工に当たって配慮してください。

注意事項 想定される事故
寸法精度が要求される品物については、材質ごとに、アルマイト処理による寸法変化を考慮すること。A2000、A5000、A6000、A7000系等、変化量が違います。 寸法誤差。
公差寸法はずれ。
機械加工方法の違いにより、皮膜成長が変わります。
内径や複雑形状の加工を切削又は、放電加工で行ったかで変わります。公差ある場合は、ご相談ください。
見込み寸法のずれ。
スポット溶接時には重ね合わせ巾、電圧、電弧等を十分に注意すること。処理中、処理後に隙間から、薬品が出てきます。 液の泣き出し
しみ、色むら。
ロウ付けのときは、アニールの条件を十分に注意すること。 めがね。熱のかかった部分が、丸いシミとなってでます。
溶接時のフラックスによる腐食には注意すること。 腐食。
ヘアライン物は圧延方向とヘアライン方向が同一になるように板取をすること。 圧延方向と、ヘアライン方向がクロスします。
機械加工及びラップ面の皮膜加工前後の表面粗さの変化を考慮すること。ラップ砥粒が素材に食い込んで、皮膜の成長を阻害します。 膜厚ムラ。
寸法ムラ。
形状による各部分の皮膜厚さのバラツキを考慮すること。
Ф穴の深さ、貫通なのか、止まりなのかなど。
膜厚ムラ。
寸法ムラ。
止まり穴、止まりのネジ穴等は、切削後、切子や油分の除去を十分行うこと。 液の泣き出し。
シミ、色ムラ。
異種金属との接合状態での処理は避ける。
図:異種金属との接合状態での処理は避ける。
アルミ材以外の材料が溶解。
アルミニウムの合金が異なっている材種の同時処理は避ける。
図:アルミニウムの合金が異なっている材種の同時処理は避ける。
色違い。
色ムラ。
膜厚ムラ。
アルマイト加工するときの、通電用接点箇所は、製品からの位置を考慮し、捨て穴を取ることもある。
その場合、液の流動抵抗が少ないようにする。
外観不良。(接点あと)
アルマイト処理 膜厚 20μmの場合

アルマイト処理 膜厚 20μmの場合
注意点:
アルミには、展伸材と呼ばれる2000系~7000系と合金鋳物、ダイカスト合金とさまざまな組成の組合せがあり、その種類によって、皮膜の増肉、浸透分が違いますので、公差等精度のある品物は、注意が必要です。図面や処理前寸法をお知らせいただければ、調整できる場合があります。その際は、ご連絡願います。

硬質クロムめっき 処理 膜厚 20μmの場合

硬質クロムめっき 処理 膜厚 20μmの場合


アルマイトの場合、製品形状に鋭角部があると、下図1-1に示すように、皮膜は均一に形成されません。角部の望ましい形状及び皮膜厚さと角部の曲率半径を図1-3に示します。

※めっきの場合は、逆に角部に電機が集中し、俗に言う花が咲く(そこだけ盛上る)状態になりやすいです。

図1-1

図1-2

図1-3

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接点方法

接点方法により、処理後につく接点あとの位置が異なります。事前に有効面をお知らせください。

黒色アルマイト
接点方法:外周接点 編込み
処理前:写真
処理前
処理後:写真
処理後
処理後の接点あと:写真
処理後の接点あと(画像クリックで拡大します)

接点方法:治具使用 内径接点
処理前:写真
処理前
処理後:写真
処理後
処理後の接点あと:写真
処理後の接点あと(画像クリックで拡大します)

接点方法:外周接点(小径の場合) 編込み
処理前:写真
処理前
処理後:写真
処理後
処理後の接点あと:写真
処理後の接点あと-外周にライン上の跡が出ます(画像クリックで拡大します)

接点方法:内径接点 治具使用
処理前:写真
処理前
処理後:写真
処理後
処理後の接点あと:写真
処理後の接点あと(画像クリックで拡大します)

接点方法:外形接点(端面) 編込み
処理前:写真
処理前
処理後:写真
処理後
処理後の接点あと:写真
処理後の接点あと-外周の端面に接点あとが出ます(画像クリックで拡大します)
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